出会いにときめく春―。学園の木々が一斉に春を謳う4月、入学式が行われます。2年生からのお祝いのペンダントを胸に、新しい森村っ子たちはこれから始まる学園生活に心躍らせます。新緑の中で行われる運動会は、通常は縦割りのクラス対抗戦。子どもたちの真剣なまなざしと、親子競技での笑顔の花がグラウンドいっぱいに広がります。2021年度は学年ごとに行われました。梅雨入り間近の５月末、春の残り香を探しに、遠足に出かけます。

成長と冒険の夏―。1学期の終業式が終わると4年生以上は林間学校に出かけます。4年生は西湖、5年生は戸隠、6年生は志賀高原で、最長５泊６日(学年によって段階的に増えます)をお友だちや先生と一緒に過ごし、山登りやキャンプファイヤーなどの自然体験を行います。大自然の素晴らしさを実感するだけでなく、継続的に「人と人とをつなぐ力」を身につけていきます。2021年度は５、6年生のみ近隣で期間を短縮した林間学校を実施しました。

友情を温める冬―。1月には5年生、2月には6年生のスキー学校が山形県の蔵王坊平で行われます。4泊5日のスキーレッスンでは、初めてスキーをする子どもたちも、最終日には頂上から滑ってこられるまでに上達します。3月には学芸会が行われます（2月の年もあります）。2年、4年生はクラス単位、1年生と3年生は学年で、5、6年生は劇団形式で劇やパフォーマンスを発表します。練習の過程で、表現すること、自分らしさを発信することの大切さを学びます。3月、学園の木々の芽が色づき始める頃、厳粛な雰囲気の中で卒業式が行われ、6年生は初等部を巣立っていきます。2021年度は学芸会は中止となりましたが、学年やクラスで表現活動に取り組み、その成果を動画配信や学年内で鑑賞し合う形で発表しました。スキー学校については中止となりました。